2026年8月31日-9月6日
89番の歌 聞いて従い,神の祝福を得る
エホバの話をしっかり聞くには
「どのように聞くかに注意を払いなさい」。ルカ 8:18
ポイント
集会や大会でよく聞くのが大切なのはどうしてでしょうか。どうすれば集中して聞けるでしょうか。
1-2. (ア)エホバは私たちの信仰を強めるために,どんなことをしていますか。(詩編 23:1,2,5)(イ)この記事ではどんなことを考えますか。
エホバは,私たちの信仰を強めるのに必要なものをあふれるほどに与えてくれています。次のように歌ったダビデと同じような気持ちになるのではないでしょうか。「エホバは私の牧者。私は何も不足しない」。(詩編 23:1,2,5を読む。)
2 エホバは会衆の集会を通して大切なことを教えてくれます。集会では,すでに知っていることを学ぶことがよくあります。大事なことなので,繰り返し教えてもらう必要があるからです。とはいえ,エホバに長く仕えてきて「真理にしっかり基づいた生き方をして」いる人であれば特に,同じことを学んでいると思うかもしれません。(ペテ二 1:12)そんな時,集中して学ぶのが難しいと感じますか。きっとこの記事が役立つはずです。この記事では次のことを考えます。集会でよく聞くことが大事なのはどうしてか。集会でみんなを引き込むような話をするにはどうしたらいいか。集中して話を聞くにはどうしたらいいか。でも,まず考えたいことがあります。集会で話を聞く時,実際のところ誰の話を聞いていることになるのでしょうか。
集会ではエホバの話を聞いている
3. エホバはどうやって私たちに語り掛けていますか。エホバに仕える人たちは,どんなふうに聖書を使って教えていますか。
3 エホバは聖書を通して私たちに語り掛けています。(テモ二 3:16,17)それでイエスは,聖書の言葉を駆使して教えました。みんなが「どうしてこの人は,学校で学んだこともないのにこんなに聖書の知識があるのだろう」と驚いたほどでした。(ヨハ 7:15)誠実な人たちは,イエスが聖書から見事に教えるのを聞いて心を揺さぶられました。1世紀のパウロもアポロも,聖書をベースにして説得力のある教え方をしました。(使徒 17:2,3; 18:24,28)現代のエホバの証人も,聖書をベースにした教材を使って学んでいます。雑誌,動画,集会や大会の話の筋書きなど,どれも聖書にしっかり基づいています。エホバの証人の集まりに初めて来た人の中には,聖書の言葉が何度も読まれるのを聞いて感心する人がいます。集会で話を担当する人は,いつも聖書を使います。単に聖句を読むだけではなく,どんなふうに役立てられるかをはっきり教えます。(ルカ 24:32)
4. 聖書でいう「聞く」という言葉にはどんな意味合いがありますか。
4 聖書に出てくる「聞く」という言葉には,「従う」という意味合いもあります。エホバは集会で聖書を通して語り掛けてくれます。集会でよく聞くと,エホバが私たちにどうしてほしいと思っているのかが分かって,エホバが言っている通りにしやすくなります。よく聞いて,聞いた通りにしている私たちの姿を見て,エホバはうれしく思います。(格 27:11)
集会でよく聞くのはどうしてか
5. エホバを愛しているので,どうしたいと思いますか。(ヨハネ 4:23,24。ヨハネ第一 5:3)
5 集会でよく聞くのは,エホバを愛しているから。(マタ 22:37)エホバのことを知れば知るほど,エホバをもっと好きになります。大好きなエホバが言っていることなら,よく聞いて従いたい,エホバが聖書の中で教えてくれている通りに崇拝していきたいと思います。(ヨハネ 4:23,24,ヨハネ第一 5:3を読む。)
6. 集会ではどんなことを学べますか。
6 集会でよく聞くのは,人を愛しているから。(マタ 22:39)集会では,仲間の兄弟姉妹や,エホバをまだ知らない人をどうやって助けられるか学べます。例えば,伝道で役立つ資質をどのように磨いていけるかについて,「愛を込めて弟子を育てる」の冊子から教えてもらえます。もし自然に会話を切り出すのが苦手だと思うなら,週日の集会の実演に注目してヒントをもらうようにしましょう。
7. エホバの言うことを聞くのが大切なのはどうしてですか。
7 集会でよく聞くのは,今幸せに暮らし,将来もずっと生きていきたいから。幸せに生きていくためには,エホバの言う通りにすることが欠かせません。昔エホバに仕えていた人たちもそうでした。(申 32:44-47)集会で集中して話を聞くと,終わりまで頑張り続けるための力がもらえます。(ロマ 8:25)終わりの時代の今,気を引き締めて,エホバの言うことをよく聞くことは特に大切です。(マタ 24:42-44。啓 1:3)
集会でみんなを引き込むような話をするには
8. 集会で話をする兄弟たちが,教えるスキルを磨き続けることは大切です。どうしてですか。
8 集会で話をする兄弟たちは,教えるスキルを磨き続ける必要があります。公開講演をする兄弟たちにとって,それは特に大切です。しっかり準備して,聖書の言葉が心に残るような話をしましょう。そうすれば,エホバの証人ではない人も聖書を学びたいと思うかもしれませんし,兄弟姉妹もこれからも頑張っていこうと思ってくれます。では,どうすればみんなを引き込むような話ができるでしょうか。幾つかこつがあります。公開講演以外の話をする時もきっと役立ちます。1つずつ見ていきましょう。(テモ二 4:2。テト 1:9)
9. どうすれば付いていきやすい話にできますか。
9 ポイントが分かりやすい話にする。そういう話は付いていきやすいものです。逆に,複雑な話だと集中しにくくなります。どうすればポイントが分かりやすい話ができるでしょうか。(1)最初に話のポイントをはっきり伝える。(2)ポイントを1つずつ取り上げる。次のポイントに移る時は,少し間を置くようにする。(3)最後にポイントを復習する。
10. ぜひ伝えたいという熱量を高めるのが大切なのはどうしてですか。
10 ぜひ伝えたいという熱量を高める。自分が心を動かされていれば,熱く語ることができます。(格 2:4,5。使徒 4:20)それで,ぜひ話したいという気持ちになれるまで,資料や聖句についてじっくり考えましょう。アメリカに住む70代の兄弟は,10代の時に聞いた話を今でもよく覚えています。こう言っています。「聖書を読んで深く考えることが大切だ,という話を聞きました。どんなふうにできるか,兄弟が生き生きと説明していた姿が強く印象に残っています。あの話がきっかけで聖書の読み方が変わり,エホバとの絆も深まりました」。
11. ただ一般論を言うのではなく,具体的なアドバイスをするといいのはどうしてですか。(テモテ第一 4:13-16)
11 聞いている人たちが何を必要としているかを考え,どうすればいいかを具体的に伝える。単にざっくりした一般論を伝えるのではなく,聖書を使って具体的にアドバイスしたり励ましたりします。例えば,パウロはエフェソスで働いていたテモテに,エホバとの絆を守るにはどうしたらいいか,具体的なアドバイスをしました。(テモテ第一 4:13-16を読む。)話をする時は聞いている人たちのことをいつも意識しましょう。何をすればいいかがはっきり分かるような話をすれば,みんな学んだことを実践しやすくなります。
12. 自然な話し方をするのが大事なのはどうしてですか。
12 自然な話し方ができるように,声に出して練習する。原稿を作って読み上げるのではなく,語り掛けるような自然な話し方を目指しましょう。そうすれば,集中しやすく,内容がすっと入ってくるような話になります。「読むことと教えることに励む」の冊子にはこうあります。「心の込もった自然な話し方をして,話していることや聞く人に対する思いが伝わるようにする」。そんなふうにすれば,もっと生き生きした話になります。みんな話に引き込まれ,ぜひやってみたいという気持ちになるはずです。
13. 経験豊富な兄弟にアドバイスをもらうといいのはどうしてですか。(写真も参照。)
13 経験豊富な兄弟にアドバイスをもらう。例えば,前もって自分が作った筋書きを見せて,改善できそうなところを教えてもらえます。さらに,話を実際に聞いてもらって,どうすればもっとうまくできるか教えてもらうこともできます。(格 1:5)誰かに聞いてもらうと,自分では気付いていなかった改善点を教えてもらえて,もっと分かりやすい,ためになる話ができます。教えるスキルを磨き続けて,エホバが聖書を通して伝えたいと思っていることをきちんと話せるようになりたいものです。a
経験豊富な兄弟にアドバイスをもらいましょう。(13節を参照)
集会で集中して聞くには
14. 詩編 119編の作者は,エホバの教えに対してどんな気持ちを持っていましたか。私たちもそういう気持ちを持つことが大切なのはどうしてですか。(詩編 119:24,111,167)
14 エホバが教えてくれることへの感謝を忘れない。今は「困難で危機的な時」なので,私たちはいろんな問題にぶつかります。(テモ二 3:1)そういう中でやっていくためには,エホバから教えてもらうことが欠かせません。同じことを何度も学んでいるように感じる時は,詩編 119編の作者と同じように深い感謝の気持ちを持ちたいと思います。(詩編 119:24,111,167を読む。)
15. どうすれば集会で学ぶことへの感謝を持ち続けられますか。
15 私たちは集会でエホバが教えてくれることにいつも感謝したいと思います。エホバが与えてくれたマナへの感謝の気持ちを忘れてしまった,イスラエル人のようにはなりたくありません。最初のうち,イスラエル人はエホバがくれたマナに感謝していました。(出 16:15,31)おいしくて,それを食べて生き延びることができたからです。でもやがて,毎日同じ物を食べることにうんざりしてしまいます。(民 21:5)何が学べるでしょうか。私たちも集会で同じようなことを繰り返し学んでいると,だんだん感謝の気持ちが薄れていってしまうかもしれません。そんな時に思い出したいのは,集会で教えてくれているのがエホバだということです。忠実で思慮深い奴隷も内容を徹底的に準備しています。さらに覚えておきたいのは,集会で学んでいることは,永遠の命に関わるほど大切な教えだということです。(格 3:13,16-18。ヨハ 17:3)
16. 長年エホバに仕えてきた兄弟姉妹は,集会で集中して聞くためにどうしていますか。(「集中して聞くためにできること」の囲みも参照。)
16 集中して聞くためのヒント。長年エホバに仕えている兄弟姉妹は,集会で集中して聞くためにどうしているでしょうか。バプテスマを受けて30年以上になるアシュリー姉妹はこう言っています。「予習が大事です。予習していないとコメントできませんし,気が散ってしまいます」。52年間エホバに仕えてきたヨーゼフ兄弟はこう言っています。「よく知っているテーマの話でも,毎回新たな発見があるので楽しく聞いています。話がすごく上手な兄弟ばかりではありませんが,その兄弟の話し方ではなく,エホバが聖書を通して教えてくれている内容に注目するようにしています」。
17. 集中して聞くために,ほかにもどんなことができますか。(写真も参照。)
17 集中して聞くためにほかにもできることがあります。(1)集会前に食事をする場合,食べ過ぎないようにする。(2)時間に余裕を持って王国会館に行く。(3)電子機器は,気を散らされないような設定にする。(4)何が話されるか予想しながら聞く。(5)話し手の方を見る。(6)メモを取ったり,ポイントを絵に描いたりする。(7)大事な聖句は何か,聖句と聖句がどう関連しているかを考えながら聞く。(8)今学んでいることを会衆や伝道でどう生かせるか考える。(9)大会に出席する場合,前もってプログラムを見て,大会のテーマ,主題の聖句,話のタイトルと聖句を確認しておく。(10)音楽や動画が流れる前に,席に着いて心を整える。
エホバが教えてくれている時,電子機器に気を散らされないようにしましょう。(17節を参照)
エホバの言うことを聞き続ける
18. これからも集会で真剣に聞くことが大切なのはどうしてですか。
18 これからも集会で真剣に聞くようにしましょう。そうすれば,「正しい道」を進めるようエホバが助けてくれます。(詩 23:3; 31:3)エホバからのアドバイスをきちんと受け止めれば,風に流されて進路を外れる船のようにならずに済みます。集会で「どのように聞くかに注意を払い」,学んだことを実践するのは本当に大切です。(ルカ 8:18)エホバの言うことをよく聞く人は,今もこれからもずっと幸せでいられます。(詩 119:2,14)
87番の歌 爽やかになれる場所
a 「読むことと教えることに励む」の冊子と「神権宣教学校の教育から益を得る」の本には,教えるスキルを伸ばすためのアドバイスが載せられています。