イエスの誕生はいつか
● エル-サルバドルの一巡回奉仕者から寄せられた次の経験は,いかなる時でも証言できるよう備えておくことの大切さを教えています。「クリスマスの約2か月前,エル-サルバドルの一主要ラジオ放送局は,『イエス・キリストは,何年,何月,何日,何時に生まれましたか』という質問のコンテストを始めました。同放送局の当局者が驚いたことには,聴取者から手紙が洪水のように送られ,さまざまの回答が寄せられました。放送局側の予期していたのは,西暦元年12月25日,真夜中の12時という回答でした。しかし,当局者自身も答えを知らなかったので,信頼できる回答を得るために新教およびカトリックの著名な指導者に尋ねることにしました。しかし,そのほとんどは回答を断わるか,さもなければ頼りない回答を出しただけでした。結局,討論会が設けられ,カトリックの一牧師,エル-サルバドルの大司教,新教の一牧師,そして,エホバの証人を代表する特権を得た私が選ばれました。最初にカトリックの牧師が,約5分間,話しましたが,聖書を使うことも引用することもなく,また,その話は,次に述べた大司教のことばと食い違っていました。新教の牧師は30秒ばかり話しましたが,やはり聖書を使いませんでした。それから,私の話す番が来ましたので,イエスが紀元前2年10月1日ごろ生まれたことを,聖書と歴史の面から,30分ほど説明しました。それで,キリスト教国の牧師は神のみことばを用いることのできない偽りの指導者で,他方,エホバの証人は聖書を用いて真理を擁護できるということが,このラジオ番組を通して明らかにされました。この番組は数回にわたって放送され,近隣の幾つかの国の人々も聞き,そして,感銘を受けた人々からは数多くの手紙が送られてきました。その結果,多くの人々と聖書研究が始められ,カトリック教会のある牧師は,もっと多くの資料をもらえまいかと手紙で依頼さえしてきました」。それで,機会があるときにはいつでも証言できるよう備えるなら,良い結果が得られます。
― エホバの証人の1968年度年鑑より