神の特異な名
◇ 今日の聖書訳者が,原語のヘブル語で記録された名前のかわりに「主」という言葉を使って,エホバの名前を不明瞭にしているのはすでに普通の事となっています。しかし,当時アメリカ,バージニア州,リッチモンドの第一長老教会牧師であったJ・V・ムーアが,自著,「ハガイ書,ゼカリヤ書,マラキ書の翻訳と注解」の55頁で次のように述べているのは注目に価します。「我々は『主』と訳すかわりにエホバという名を保存した。その理由は,原著者たちが神のこの名前に特にしるしをつけて,他の名前とはっきり区別しており,その区別をほん訳の中で無視すべきではないからである。これは神が契約を立てるさいの称号であり,自分に忠実に従う民に対する保証として,その名前の中には,神の存在の不変性を表示する意味が含まれている。出エジプト記 6章13節を見よ」。―1856年1月1日。