ハイチからの報告
カリブ海の中のこの小さな国にも,昨年中,政治や経済をめぐるいろいろな問題がありました。こうした動きは,正義を愛する人々をして,物事をより真剣に考えさせ,また,クリスチャンと称する人々をして聖書と,聖書を理解するように援助したいと思う人々に注意を向けさせます。ハイチのエホバの証者は,昨年中も,聖書研究や,この国の人々が真理の知識を得るよう援助する点においてよい成果をおさめました。私たちは確かに,嘆く者がなぐさめられ真理を求めている者が見出される時代に住んでいます。つぎに支部の僕の報告から二,三の経験を拾い出して見ましょう。
「北部のある町でのこと,新教のある牧師は,エホバの証者が彼の家に伝道に来たとき,憤激のあまりその証者をなぐり倒しました。それから彼は,当協会の出版物をいく冊か手に入れて読みました。エホバの民に反対する説教をしてやろうという下心からです。ところが彼は,政治にも手を出していたので,政治上の変動期間中に反対者たちに危く殺されそうになりました。ひどい衝撃を受けた彼は,ふかく考え,まえにひどい仕打ちをした伝道者の家に来て言いました,「あなたの言ったことを聞き入れていたなら,こんなことは起こらなかったでしょう。あなたたちの本を読み,あなたたちを観察してから,多くの団体の中で,ほんとうに政治に手を出さないのはエホバの証者だけだということが分かりました」。彼との聖書の研究がはじまりました。彼は教会からしりぞいて活発な伝道者になり,洗礼を受けて休暇開拓者の名簿にその名をつらねています。奉仕年度の終りには,彼の名は正規開拓者のリストにのっていました。
ある巡回の僕は,「特別開拓者のパラダイス」に行ったことについて書いています。これは,特別開拓者の区域で,そこの人々はほとんど全部が御国の音信に耳を傾けました。ボコルス,すなわち魔法医師さえ真理に関心を示し,3人が魔法を捨てて,いまでは伝道者です。特別開拓者と聖書を研究している他の3人のボコルスも正式な結婚の手つづきをとっています。そうすれば,9月には洗礼を受けて奉仕に参加できるようになるからです。まわりの山々に住んでいる人々も真理のことを聞き,特別開拓者のところにやってきて,「ミス・ジーン,いつ私と聖書の勉強をしにきて下さるんですか」と聞きます。