家から家の伝道の忠実
セント・ヘレナ島にいるヱホバの証者にとつて,家から家の伝道の業は,きわめて難しいものです。島の住民は5000人以下であつて,40人の伝道者は各家庭を定期的に訪問しています。伝道に行く度ごとに,区域はだんだん小さくなるように見えます。伝道者が自己紹介することは,もう必要でありません。多くの場合,家の戸が開けられる前に,― もしも開けられるならば,― 家の人の決定はできあがつています。伝道の業に反対する偽りの非難をかかげる注意書は,一般公共の場所に掲示されています。ある人々は,偽りの羊飼の圧迫をうけて,もう二度と訪問しないようにと兄弟たちに言いました。他の人々は,真理は何処にあるかを知りながらも,無関心の態度を取つています。この難しい状態にあつても,すべての兄弟たちは,家から家の伝道の業を行い,帰るときは幸福な気持で充たされます。そして,いつも與味深い経験談を語り合います。(1955年度のヱホバの証者の年鑑より)